暑い暑い夏の日、きのこちゃんと犬のイワンは空き地にテーブルをみつけました。ふたりがぴょんと飛び乗って、あまりの暑さにイワンが一言、「いってみたいな、南極へ」とつぶやきました。すると! ふたりを乗せたテーブルは、ぴゅーっと空を飛んで、着いたところは、ほんとの南極。南極で出会ったペンギンに、ふたりは「いきたいところある?」と聞きました。ペンギンが「いってみたいな、迷路の中」と答えたとたん、テーブルはぴゅーっと空を飛んで、迷路に到着。迷路には、おや、こぶたが……。テーブルは次々と、みんなを行きたい場所に連れて行ってくれます。さあ、次は、どこで、だれと会えるのかな? ページをめくるたびに、どきどき、わくわく。 『ぼくとねずみのいそげ、じどうしゃ!』など、楽しい冒険絵本でおなじみの佐々木マキさんが、今度は女の子を主人公にして、思いっきり愉快な冒険絵本を創ってくださいました。
ぶたのたね、など佐々木さんの作品を色々読んできましたが、こちらは最後まで佐々木ワールドにおいていかれないで楽しむことが出来ました。時々消化不良で終わることもありますが、今回は完結していたので楽しめます。また、いつものぶたも登場してきたので子供たちは喜んでいました。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳)
|