おっちらおっちら、みよちゃんがいすを運んでいます。うさぎさんも、ねこさんも、たぬきさんも、おっちらおっちら。途中でいすにすわってひとやすみしたら、またおっちらおっちら。みんながいすを抱えて進みます。
やっとお部屋に到着。そこでみんな並んで椅子に座ります。なにをするのでしょうか?「はじまるよ はじまるよ」とみいちゃんが言うと、部屋の明かりが暗くなってはじまりのブザーがなりました。
『おでんのおうさま』『カレーのおうさま』(ほるぷ出版)など、カラフルでユーモラスな作品が人気の山本祐司さん。今回はかわいらしい動物たちがたくさん登場。その豊かな表情も必見です。
子どもたちは、保育園や幼稚園、小学校などで、特別な催しがあると、いすを運んで移動するという経験をしているはず。きっと楽しいことがある前のドキドキワクワクした気持ちを共感できるでしょう。クライマックスの、ページいっぱいに広がったきらきらわくわく感ははんぱないです。ぜひみんなで味わってくださいね。
(出合聡美 絵本ナビライター)
みよちゃんが いすを はこんでいるよ おっちら おっちら みんなも いすを はこびます おっちら おっちら いすにすわると へやの あかりが くらくなって はじまりの ブザーが なりましたーー ぶーっ
幕があがる時のワクワクがいっぱい。 読み聞かせや観劇の前後に読むのにもぴったりの一冊です。
繰り返される「はじまる」。
表紙絵から、なんだかワクワクドキドキ感が伝わってきます。
みよちゃんが椅子を運んで登場、うさぎさんも、ねこさんも!?
どんどん増えるので一体何が始まるのか、ワクワクが増幅です。
部屋の明かりが暗くなり、始まりのブザーが。
あ、なるほどね。
観劇って、なかなか非日常の空間。
それだけに、惹きこまれてしまいますね。
もちろん、拍手もお忘れなく。
幼稚園児くらいから、ちょっとした、観劇疑似体験ができそうですね。 (レイラさん 50代・ママ 男の子30歳、男の子28歳)
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