新しいなわとびを買ってもらってはりきるターちゃんと、はじめてのひとりきりのおでかけで心ぼそいルルちゃんが出会いました。
なわとびとか、鉄棒の逆上がりとかって、子どもたちが成長していく上で、乗り越えたいハードルの一つではないかと思います。
それに「ひとりでどこかへ行く」って、ことも!
成し遂げたときには、なんだか今までの自分とは一回り違って見えて、「やったね、自分!」って、思えたりしませんか?
たかどのさんの、子どもの気持ちにそっと寄り添ったような主人公たちが、読んだ子どもたちにも共感を呼ぶのではないでしょうか?
可愛いイラストがあちこちに散りばめてあるし、文字の大きさも行間も大きめで、漢字に振り仮名も振ってあるので、興味さえあれば幼稚園(4,5歳)くらいのお子さんからでも読めると思います。
前半の主人公・ターちゃんとこう本の主人公・ルルちゃんのかかわり方も面白いです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子10歳)
|