昔話は時代を超えて、多くの子どもたちの心をひきつけてきました。子どもがはじめて出会う本のひとつとして、昔話を正しく語りつぎたいという思いから、本シリーズが生まれました。
<26巻あらすじ> 正直者ですが貧乏な東のおじいさんとおばあさんがいました。ある夜、夢に竜宮さまが現れ、かっぱの一文銭を授けてくれると、その日からどんどん金持ちにおなりました。 そのうわさを聞いた西のじいさんが、かっぱの一文銭を借りに来ました。東のおじいさんは「少しの間だけなら」と、かっぱの一文銭を貸しますが、西のおじいさんは返そうとはしませんでした。東のおばあさんは家の猫にかっぱの一文銭を取りもどしてくるようにいい、猫は犬の背中に乗って川を渡り、首尾よく一文銭を取りもどしますが、帰る途中、川の中へ落としてしまいます。川に落ちた一文銭を、猫は、トビや鵜や鮎たちを使って拾い上げようとします。
このシリーズ、全巻読んでいないような気がします
で、何度読んでもいいので
と、これは・・・読んだかな???
と、気になって図書館から借りてきました
ちょうど、先日
紙芝居「うろこだま」を見たばっかりで
似ている!!
でも、この作品では、川を挟んで
東側の正直じいさんばあさん
と
西側の欲張り爺さんばあさんの設定
竜宮様が現れ
「かっぱのいちもんせん」を授かります
なぜ“かっぱ”???
川の神様?
竜神ではなく、竜宮???
と、、「?」がいっぱい(笑
すぐに疑問に思ってしまいます
ねこの活躍がすごい(笑
リアルな絵がまた、迫力があります
川に沈んだいちもんせんを取るのに
力関係の図式のような
「取ってこい、そうしたら、命は助けてやる」
という繰り返しも
知恵なのか、力関係を皮肉っているのか
取り返した後は
平和そうなねこの表情にも
感心してしまいます
「それでぽっちり」・・・お話の最後の言葉もかわいらしい
付録もなかなか興味深い内容です
一読をお薦めです (しいら☆さん 50代・その他の方 )
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