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太郎のようにたくましく、おおらかに。 日本の民話を再創造した古典的名作・新装版
「おかあさーん、龍の子太郎がきたよ。顔を見せてくろ――。」龍になった母をたずねて、龍の子太郎は長く苦しい旅に。山こえ谷こえ大冒険のすえにめぐりあった母は……。雄大なスケールで日本の民話を再創造した松谷みよ子の代表的傑作。
国際アンデルセン賞優良賞
絵本や紙芝居で、圧縮された「龍の子太郎」を読んだ自分は、展開の飛躍に背景の深さを感じていたのですが、全文を読んで壮大なドラマ性に圧倒されました。
劇団員でもあった松谷さんは、この作品を芝居のように書き上げています。
囃子唄やお話の部分部分に、どこか知っている昔話を思い浮かべることができるのも、この作品の魅力かもしれません。
大団円で終わるフィナーレは、この物語を最高のエンタメにしています。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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