
ようちえんで、だれともおはなしできなかったいっちゃんが、ある日いくこ先生とおはなしできました。子どもの飛躍をみつめた絵本。
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いっちゃんは、お話がしたいのにおしゃべりが出来ない女の子。
おしゃべりしようとすると胸がドキドキして、汗が出て、喉がからからになって・・・
おしゃべりしたいのに出来ないという子供のもどかしい気持ちが
とてもうまく表現されていると思います。
新米のいくこ先生のことを(私と一緒)と感じるいっちゃん。
そのいくこ先生が泣きそうになっているのを見たいっちゃんの
切羽詰った行動が、いっちゃんに奇跡の一歩を起こします!
いっちゃんのような子、クラスにいませんか?いませんでしたか?
この絵本を読んだ子供たちが、そういう子を思いやれるような
優しい気持ちを持ち合わせてくれるといいなと思いながら読みました。
実は、私自身もいっちゃんのような子供でした。
こういう子を主役にした絵本を読んだのはこれが初めてでした。
もっとこういう子供が共感できそうな絵本が増えてくれると良いなと思います。 (どんぐりぼうやさん 30代・ママ 男の子6歳)
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