僕のおじさんは「ぐうちゃん」という。津田由起夫三十八歳。いそうろう。ぐうたらだけど、僕はぐうちゃんが大好きだ。ぐうちゃんの話は文句なしにおもしろいからだ−−。世界中を見てきた「ぐうちゃん」の「ほら話」の数々に、日常を見る目が変わる。中2国語教科書(光村図書)に収録されている「アイスプラネット」の、つづきの物語!
世界中を見てきた「ぐうちゃん」の「ほら話」の数々に、日常を見る目が変わる。中2国語教科書に収録「アイスプラネット」の続編!
中学生の「僕」は、家にいそうろうしている38歳のおじさんに、世界の各地で見てきたいろいろな話を聞かされる。ほら話としか思えない、とんでもない話ばかりだが、半信半疑のぼくに、最後には証拠の写真を見せてくれる−−。 ぐうちゃんは、旅人であり、写真家でもある著者の姿でもある。掲載されている写真も椎名氏自身が撮ったものであり、小説形式のノンフィクションといえる。 中学2年生用の国語教科書(光村図書)に2012年度より掲載されている「アイスプラネット」と登場人物は同じで、続編にあたる。日本の暮らしに慣れた読者が、あたりまえと思っている常識の数々をひっくり返す一冊。
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