夜。一日に一度、かならず体験しているけれど、ほとんどの人は寝ていて知らない時間。それは昼間とはまったくちがう世界です。夜の町、海辺、林の中、空……。見なれたまわりの風景も、まったくちがって見えます。その暗さの中に身を置くと、はじめはこわいけれど、なれてくるとだんだんに自分の五感が研ぎすまされてきます。さあ、夜に行こう!
表紙のヒマワリの写真に惹かれて、図書館で借りてきました。
同じ町でも、昼と夜では全く違う顔に見えてくるし、夜にしか見えない姿もあります。
写真絵本です。中でも一番ドキッとした写真は、夜の滝。本当に竜が上っているみたいに見えました。
昔の人は夜も日が落ちると周りは真っ暗だったから、こういう風景を見て、龍や、妖怪や、不思議な生き物を作り出していたのでしょうか?
幻想的で素敵な絵本でした。子どもだけが読むのはもったいないです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子12歳、女の子8歳)
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