■内容の紹介■
ぼくはぜったいに忘れないだろう。夏の日に出会ったヒロシマの少女のことを。 1945年8月6日のあの朝と現在とをつなぐ、一人の少女と「ぼく」の物語。
国語教科書(小5、光村図書)に掲載の「たずねびと」も収録。 巻末に、原爆や平和について深く知ることのできる<ヒロシマへの道しるべ>を掲載。
■児童文学作家・あまんきみこさん推薦■ この本は、あなたの前の扉です。 扉をあけて、「澄ちゃん」に出会ってくださいね。 わたしたちひとりひとりの「命」について、考えを深めるきっかけになりますように。
■もくじ■
かげふみ たずねびと
■コメント■
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、犠牲者の画像や記録を絶え間なくスクリーンに映し出しています。 八月六日のあの朝まで廣島で生きていた人々、一人一人を悼むためです。 物語にも同じことができるかもしれません。 「失われた声」に耳をすませ、かけがえのない「時間」を共に生きることによって。 この物語の少女たちの姿が、どうかあなたの心にいつまでも残りますように。 ――朽木祥
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