
マリアは、モロッコという国でくらしています。ある日ドアをたたく音がして、友だちのアミンがおすそわけを持ってきてくれました。次の日曜日、マリアのお母さんはからあげをたくさん作って、「今日は私たちがおすそわけをしましょう」。そしてまた、次の日曜日??。人と人との距離が近いモロッコでは、美味しいものを作ったらシェアをするのはあたりまえのこと。友だちも近所の人も知らない人でも、美味しいものを囲んで話に花を咲かせます。 モロッコに暮らした経験のある作家が、「おすそわけ」をテーマに異文化の交流を描きます。
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モロッコの男性と結婚した、日本人女性の体験を基にした絵本です。
作った料理を、ご近所さんにおすそ分けする風習があるのでしょうか。
食による異文化交流に感心してしまいました。
おすそ分けによるご近所付き合いの風習は、失われつつある地域交流の原点のような気がします。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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