「せかいをまるごと だきしめたい」
そう思っているのは、このお話の主人公の子猫ジュール。ジュールは、小さな身体を大きな愛でいっぱいにして、その決意を一緒に住む女の子ドージィに伝えます。ドージィは、ジュールにセーターを着せて、旅に送り出してあげます。
ジュールの計画は念入りです。 「ハグめいぼ」を作り、2回チェックします。その後、親友たちとハグを交わし、いよいよ船に乗り、旅へと出発するのです。さて、ジュールはどこへ向かい、だれとハグをしたのでしょうか。「せかいをよくする」ことはできたのでしょうか?
小さなジュールが旅の途中に身をもって感じたことは、意外にも…「ひとりぼっち」の心細さ。だけど、その時ジュールはかけがえのない出会いをするのです。それは?
この絵本を読む人に、ジュールは「せかいをよくする」ために一番大切なこと、私たちでも出来る一番簡単なことを教えてくれますよ。 さあ…「ハグタイム!」。 思わず誰かに贈りたくなる、愛しさにあふれた一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
大事な人をハグしよう。君にとってその人がどんなに大事か伝わるように。ベストセラー絵本『おくりものはナンニモナイ』第2弾。小さな身体を大きな愛でいっぱいにした子猫のジュールが、世界中を抱きしめるために旅にでます。なかよしのムーチとヌードル、アールを皮切りに、ちょうちょからクジラまで!「ハグ名簿」にしたがって旅を続けるジュールが出会うのは・・・・・・?
世界をまるごとだきしめたい・・と思っていたジュールというこねこがせかいじゅうの人や物を抱きしめに行くお話しです。
それで、世界がよくなる・・・と信じて・・・・
つらいとき、悲しい時、何も言わずにぎゅっ・・と抱きしめられてホットとした経験ってあるよね。
嬉しい時は誰かに抱きつきたいほど・・嬉しい!
「あー本当だ!ハグっていつでもうれしいことだね」と、娘の言葉です。
たくさん・・たくさんの動物に自分の愛をこめてハグしてきたジュールが寂しくなったときにギュッと抱きしめられるところに癒されました。
人はもちつもたれつ・・・ですね。
我家では娘と息子にそれぞれ1対1でゆったり・・読み聞かせしました。
読んでいると・・・幸せな気持ちにだんだん・・・はまっていく〜感じの
絵本でした。もちろん読んだ後はギュッと抱きしめなきゃね・・・ (とむままさん 40代・ママ 男の子13歳、女の子11歳)
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