ヤンは、有名な画家のアトリエで見習いとして働く小さな少年。将来、立派な絵描きになりたいという夢をもっています。アトリエの1日の仕事が終わったあともひとり残って、画家の先生や年上の見習いたちの技術や仕事を覚える努力をしていました。 そんなある日、アトリエに伯爵夫妻が訪れて、絵の注文をします。伯爵夫人のドレスを「最も美しい青色」で描いてほしいと。中世と思われる当時、青色は大変貴重な顔料で簡単には手に入らなかったため、画家の先生は頭を抱えてしまいました。 現在「プルシャンブルー」と呼ばれている青色の発見の史実と、それが生まれる化学反応、少年の成長という様々なテーマが作品に織り込まれています。
現在様々に使われている色を作り出すための苦労を改めて感じました。
偶然とはいえ、いろんな素材を掛け合わあせて、手軽で美しい青色が生まれたときは、絵本のように感動だったのでしょう。表表紙裏、裏表紙裏に様々な青や赤が表示されています。
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青といっても一色ではないのですね。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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