猫が大好き、ミコばあちゃん。「かわいい、かわいい」と言いながら編み物をしていると、いつの間にか出来上がったのは猫の帽子。かぶってみると、猫になった気分です。ならばと、ミコばあちゃんは上から下まで猫になれる服を編んでしまいました。
「にゃん にゃ にゃーん! わたしも ねこよー!」
ミコばあちゃんは一日中猫になって過ごします。真夜中になると、猫たちは外へ遊びに出かけます。ミコばあちゃんも、夜中の公園で遊んでいると、そこへやってきたのは……!?
自分の好きなものに対してまっすぐに、心を開放した者同士の姿をのびのびと描いたこの絵本。ミコばあちゃんが見つけた自分だけの楽しみ。どのページからも猫を愛する気持ち、何かを愛する人への優しい眼差しが伝わってきます。……私の好きなものは何だろうな。
(絵本ナビ編集部)
【『この本読んで!』の「もう読んだ? 新刊100 ! ! 」に選ばれました!】 『この本読んで!』(2024年夏号)(一般財団法人 出版文化産業振興財団〈JPIC〉)の「もう読んだ? 新刊100 ! ! 」の1冊に選ばれました!
猫が大好きなミコばあちゃん、得意な編み物で自分も猫になっちゃった。 夜、猫たちにつられて公園へ。 猫の姿で遊ぶミコばあちゃんの前に現れたのは・・・
心の自由と共感し合う気持ちを込めて描きあげた、猫を愛する作者による絵本です。 全ページに登場する猫たちそれぞれの表情や動きも見逃せません! 猫好きの読者も必読です!
なんともかわいらしい、自由な絵本でした。
みんながミコばあちゃんやおじいさんのようになれたら、素敵ですね。
ミコばあちゃんもおじいさんもやっているのは自分だけと思っていたけれど、思いもかけず仲間ができて、心強い気持ちになれたのではないかと思います。
これからは、夜だけではなく昼間にも自由に動き回れるといいですね。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子22歳)
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