まずしい老夫婦がわらをたばねてうしを作りました。たっぷりタールをぬって草原につれていくと、クマがやってきました。クマがおそいかかると……ピタッ!わらのうしにくっついてしまいました。クマとオオカミとキツネをつかまえた老夫婦ですが、逃がしてやることにします。すると翌朝……。ウクライナでながく愛される民話。
タールという言葉から、タバコやコールタールを連想してしまって、あまり身近なものでないために、このお話は少しわかりづらいように感じます。
でも、参考のために絵本を読んでみたら、こちらの紙芝居の方が、日本人としてわかりやすくするためのアレンジがされていることが分かりました。
どうしてクマやオオカミ、キツネがわらのうしを狙ったのかというところに難はあるのですが、開放される条件として申し出た約束をちゃんと守る動物だというところが、素晴らしいと思いました。
クマやオオカミ、キツネの言葉をそのまま鵜呑みにするような人間は、周りにいないように思います。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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