ウクライナ出身のバンドゥーラ奏者であるカテリーナさん。チェルノブイリ原発の近くで生まれ、生後1か月で原発事故に遭遇しました。そんな彼女が、日本でバンドゥーラ奏者・歌手として活躍するまでの様子を、1冊の絵本にまとめました。なぜカテリーナさんは、日本で演奏するようになったのでしょうか。そして、いま、どんな気持ちで歌をうたい、故郷ウクライナにどんな想いを抱いているのでしょうか。
日本で活動するウクライナ人にとって、今故郷が置かれている状況はとてもつらいことに違いありません。
自分が生まれ育った場所であり、家族も住んでいるからです。
そんな一人のカテリーナさんを描いた作品です。
本人が語れないところを著者がすくい上げたような絵本です。
生後1か月でチェルノブイリ原子力発電所の事故で被災したという生い立ちに、様々な思いがつながりました。
事故があって、避難した場所で育ったカテリーナさんが身につけた音楽が、日本で奏でられています。
第二のふるさとになった日本で、バンドゥーラという楽器を通して、平和への思いが綴られています。
一緒にウクライナのこと、福島のこと、様々な災害避難者のこと、平和のことを考えたいと思います。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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