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別れは突然やってくるもの。いつか訪れる誰かの死に、どんなふうに向き合う?
ある日、一羽のトリが死んでいました。昨日まで生きていたのに、今日はもういないなんて… トリの仲間たちは、驚きの気持ちや悲しい気持ち、それぞれの正直な感情を思い思いに語りはじめます。親友だった?エサをとられたこともあった?いいところも、いやだったところも、ぜんぶひっくるめてトリとの大切な思い出だ。さあ、にぎやかなのがすきだったあいつのために、涙をふいて歌ってあげよう! 穴にうめて、“永遠”のお別れをしたあとも、トリはみんなの心の中にいるんだよ。
死とはなにか、だれもがいつかは直面する身近な死に、みんなはどう向き合うのか。大切なテーマを、真面目に、でもユーモラスに、シンプルな言葉で伝えます。喪失体験で感じることは人ぞれぞれですが、それを素直に口にしてもいいのです。
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突然死んでしまったトリをめぐって、他のトリたちの思いや行動を淡々と描いています。
悲しいだけでなく、それぞれの思いを蘇らせながら、トリは埋葬されました。
即物的でシニカルな部分も感じる絵本です。
でも、実際にはそうかもしれません。
ちょっと人間の嫌な部分を見た感じがします。
仕方ないですよね。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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