きつねのこんたくんの靴下が見つかりません。たんすの中、階段の下、食器棚の中も探しましたが、見つかったのはシャツや蝶ネクタイ。どこにいっちゃったのかな。靴下をはかないと、足が冷たいんだけどな…。でも、ありましたよ、とっても不思議な場所に、思いもよらない形で見つかりました。
しかけ絵本・どんぐりもりのおはなしシリーズの一冊。探し物を、しかけ絵本ならではの形で見つけていくお話。こんたくんと一緒に登場するねずみさんがかわいいアシスタントとなり、同時に子供の目をひきつけます。見つかる場所がとても意外なことから、クライマックスに向けて子供たちの興味がわくわく高まっていくこと請け合いです。ひとつひとつ家の中の様子が丁寧に描かれているので、ここかな、あそこかな、とこんたくんのために子供たちも一緒になって探し物をする気分を味わうことでしょう。サイズは縦横13センチ×15センチ。ボード絵本(厚紙の絵本)なので、子供が親しみやすい手触りです。 ――(ブラウンあすか ;絵本ナビ オフィシャルライター)
これはシリーズの第2作。くつしたを探すきつねのこんたくんのお話がしかけと共に展開されます。いっしょに登場するねずみさんがかわいらしくて、彼女のしぐさも一見の価値あり。くつしたは2足いっしょに見つかるのではなくて別々です。何気ない演出が、いっそう物探しを盛り立てて、最後のページではみんな感心してしまうでしょう。少なくとも、わたしと娘は「あー、こんなところに…」と、じっとページを見つめてしまいました。小さなお子さんと、小さな会話が楽しめます。 (ムースさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)
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