
1945年8月6日月曜日の広島の朝。父母と姉妹3人の質素な暮らしが原爆によって破壊された。末っ子だった著者の榎郷子さん(チョンちゃん)は慕い続けていた下の姉(ムッちゃん)がその朝、「ミカンが食べたい」と言いながら、建物疎開に動員され行方不明になったことが忘れられない。 今年90歳になるチョンちゃんは世界中に人たちに原爆や戦争の恐ろしさを伝えて今年90歳になるが今なお証言活動を続けている。本書はその中でもとくに佛教大学で学生たちに語った証言をもとに出版された。

チョンちゃんと呼ばれていた、榎郷子さんの生々しい広島原爆の被爆体験です。
佛教大学で、学生たちに語ったことがゼミ生の力で冊子になりました。
語りそのものが心に突き刺さります。
2度とこのようなことは起こしてはいけません。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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