
ある、さむいゆきのひ、おじいさんはわなにかかったつるをたすけてあげました。 すると、そのよる、みちにまよったというかわいいむすめがやってきました。
しばらくたったある日、むすめはびょうぶのなかにこもると、 キイトン パタパタ キイ トントン とてもうつくしいぬのをおりあげました。 しかし、おばあさんは「のぞいてはいけませんよ」という、むすめとのやくそくをやぶってしまい……。

「つるのおんがえし」は、誰もが知っているお話であり、だれが文章化しても同じに思えるのですが、坪田譲治さんの脚本で新刊の紙芝居が出されることに、一種の感情を覚えました。
40年以上前に亡くなった作家ですが、新旧の区物なく、新しい絵で出されるということは、すごいと思いました。
しかも、松成真理子さんの絵が素晴らしい。
絵と語りが一体化して、とても清々しい作品になっていると思います。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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