わたしはフトン。みっちゃんのフトン。 みっちゃんが小さいころから、ずっといっしょだった。 こわい夢を見ないように、フトンから足がはみ出さないように、ずっと見守ってきた。 でも、みっちゃんは大きくなり、結婚して、お母さんに。 みっちゃんだけを見てきた、わたしは・・・ わたしは・・・ ・・・・・・わたしだって、はばたいていいのかも!!
コピーライターから絵本作家に転身し、全国を旅しながら子どもたちを楽しませているサトシンが、還暦を越えて、どうしても伝えたかったメッセージ。 「大人も子どもも、自由になってもいいんじゃない?」
サトシンさんの絵本ということで、手に取りました。
今まで読んできた絵本とは少し違った終わり方をしていて、さすがサトシンさん!と感心しました。
読み進めていくうちにみっちゃんに関心が移りそうになるのですが、主役はあくまでもフトン。
最後には、空に羽ばたいていくフトン。
タイトルのとおりにフトン。
フトンを中心に世界が広がっていく絵本は初めてで、読んでいて清々しい気持ちになりました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子22歳)
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