
親が知っておきたい子どもの感情と向き合い安心を育む会話法
異常気象、災害、戦争、感染症、いじめ、不特定多数とつながるSNS――。 子どもが「不安」や「悲しみ」「恐怖」、もしくは名付けることさえできないような感情の波に襲われて、立ちすくむ時、親は何をしてあげられるでしょうか。 ある日、自分が当事者になる、また実際にその場にはいなくても、テレビやネットで悲惨なニュースに接することもあるでしょう。本書は何かのきっかけで、自分の気持ちを抱えられなくなった子どもに手を差し伸べる具体的な方法を、「本質的な会話」の実例を示しながら述べていきます。 会話・対話の前の準備として、大切なのは、親がまず、「自分自身の感情に気づき、感情に向き合うことができる人である」ということです。親が自分の感情に巻き込まれることなく、ある程度距離を持って向き合えるようになることで、子どもに安心して感情に向き合う環境を用意できるのです。本書はまず、親がワークや「感情コーチング」の手法を通して、感情を整える方法を学び、その環境のなかで交わされる、感情の流れを大切にした会話、「本質的な会話」の具体例を紹介していきます。 アメリカで発売されると、読者である親たちから、「タイムリーな本」「実用的」「救われた」と大反響を集めた本書。子育て世代必読の一冊です。
|