ボードブックの絵本の表紙が、そのまま冷蔵庫の扉になっています。 扉を開いて・・・「ぎゅうにゅうさーん」「はーい」と取り出され、とっとっと、と注がれます。 「りんごジャムさーん」「はーい」 「いちごさーん」「はーい」 「たまごさーん」「はーい」 と、みんなが出て行くと・・・そう、朝ご飯の準備でした。満面の笑顔でいただきます。
角が丸まった厚紙で出来ている、ボードブック絵本です。 赤ちゃんと一緒のおでかけにもぴったり。 「あけて・あけてえほん」シリーズとして、れいぞうこの他に、おしいれ、おふろ、ひきだし、といれ、など出ています。 丸くて黒い目と赤い口、とってもシンプルなお顔ですが、なんとも気になって仕方がありません。
(金柿秀幸 絵本ナビ事務局長)
表紙のれいぞうこのドアを開けると、中にはおいしそうなものがいっぱい。「ぎゅうにゅうさーん」と呼ぶと、「はーい」とぎゅうにゅうさんがとびだしてきます。呼びかけと答え、リズミカルな擬音語をくりかえし、最後はできあがったおいしいごはんを「いただきまーす」。親子で一緒に楽しめる、初めての読み聞かせにぴったりの赤ちゃん絵本です。
読後感は、ファーストブックに新たな名作誕生という思いです。
あけて・あけてえほんという名のとおり、絵本自体が冷蔵庫を模しています。
このアイデアが最高。
扉を開けて、
「ぎゅうにゅうさーん」
と声をかけると、牛乳が登場してきてコップに注ぎます。
そんな朝食のメニュー達が呼ばれて、次々に朝食が完成に近づいていきます。
最後は、ぼくの
「いただきまーす」
みんな冷蔵庫の中にいるときは、目を閉じているのですが、呼ばれると「はーい」と言って目覚めて登場します。
その表情が、実に魅力的なもの。
ボードブックのサイズも、持ち運びできる丁度良いもので、超オススメの作品です。 (ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)
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