ヨーロッパ原産のこの小さな青い花は、道ばたやたんぼの畦、駐車場の片隅でよく見かけます。名前の由来は、3ミリほどの実の形が犬のふぐり(睾丸)に似ているから。春を知らせるこの花は、開花すると1〜3日で散りますが、次の花がもう咲いています。作者が観察のために植えた一株からは、70の花、1400もの種ができました。可憐な花の1年を細密画で描きます。
「おおいぬのふぐり」の名前の由来は知っていたけれど、しみじみとこの絵本を見てみると、犬の方も改めて拝見したくなりました。
ただの雑草として、あまり関心を持たなかった草ですが、目立たずしぶとくしたたかに自生しているたくましさに、改めて感心しました。
犬のトイレと勘違いしていたところもあったので、ちょっと反省です。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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