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谷川の上にやまなしがありました。 その水の底には、かにの親子がすんでいました。水と光がおりなす幻想的な世界。
「クラムボンってなんのことでしょう?」
紙芝居に語られてハッとしました。原作では、いかにも誰もが知っているようにして終わってしまった「クラムボン」の正体はわからずじまいだったのです。
そんな事を思いながら、きらめく魚の存在感、カワセミへの恐怖、やまなしの圧迫感、どれもが描かれた蟹の中でくっきりとイメージされていることを感じます。
原作とはひと味違う趣のある紙芝居です。
(ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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