季節の移り変わりとともに、子どもたちは、つよく、たくましく、やさしく育ちます。 子どもの世界をあたたかい目で見つめ、こまやかなタッチで措いた市川里美のデビュー作。
たくさんの子どもたちの遊ぶ姿が描かれています。
作者は矢川澄子さんだし、絵は日本人の市川里美さんですが、
きっと知らずに手に取った人は、翻訳本だと思うに違いありません!
だって、市川さんの優しいソフトな絵柄や、かわいらしい金髪や栗毛の子どもたちの動く姿を見て、すぐに日本人が描いてるなんて、想像できませんもの!
(少なくとも私はそうでした)
もっとも、市川さんの作品が読みたくて探してきたので、初めからわかってはいましたが、それでも、目を疑いました。
最近の作品よりずっと、西洋風な感じがします。
1ページ1ページの作りがすごく丁寧で、凝っていて、見ごたえがありました。
四季折々の子どもたちの姿をを紹介してくれているので、子どもたちの遊びや服装から季節感も感じられて楽しかったです。
この絵本はどちらかというと、大勢で読むより、少人数で、お母さんのひざなどで読んだ方がいいかな〜、という気がしました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子10歳)
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