小学校3年生のとき、ラジオで自転車の詩を聞いた美由紀さんは、自転車にのってみたくなった。おかあさんのきびしい特訓をうける。
○内容紹介 わずか500グラムで生まれた井上美由紀さんは、生まれながらにして視力をうしなわれていた。美由紀は母・美智代のなんでも体験させる教育で、ゆたかな幼児期をおくり、のびのびとした少女に成長した。 小学校三年生のとき、美由紀はラジオで自転車の詩を聞き、自転車に乗りたくなった。おかあさんとグランドで自転車のりの練習をすることになった。きびしい特訓がはじまった。
○著者紹介 ・井上美由紀(いのうえ みゆき) 1984年、福岡県久留米市に体重わずか500グラムの超未熟児として誕生。視力を失いながらも危機を脱した。福岡県立福岡盲学校小学部、中等部をへて2000年、福岡高等盲学校に入学、現在2年生で在学中。
○編集部より 『のれたよ、のれたよ、自転車のれたよ』はベストセラー『生きてます、15歳。』から生まれた絵本です。この絵本は、井上美由紀さんの感動的なわかりやすい文と美しい狩野富貴子さんの絵で表現されています。狩野さんの絵で美由紀さんはとても可愛らしく、またいきいきと描かれています。小学生以上でしたら一人で読めます。未就学でしたら、おかあさんが読み聞かせるのがいいと思います。
この絵本にでてくる「美由紀」という女の子は目が見えないという障害をもって生まれてきました。しかし、お母さんはくじけず普通のこと同じように美由紀を育てていました。
絵本には美由紀が自転車に乗れるように練習することが書かれています。美由紀は転んではおきて、転んではおきてと何度も何度も自転車に挑戦しました。最後、乗れるようになったときにはすごくうれしくて涙がでましたね。息子も自転車の練習をしているのでなおさらです。美由紀さん本人がこの絵本を書かれています。 (たまっこさん 30代・ママ 男の子6歳、女の子3歳)
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