朝の目覚めから夜夢路につくまでの、子どもの生活ををめぐる詩を集めました。 ファージョン、スティーヴンスン、ユーイング、ブレイクなど有名な詩人の作品を すばらしい訳とかわいい絵でお伝えします。
タイトルを見てわかるように、この作品はもともと海外のいくつかの「詩」をもとにまとめた詩集絵本です。
訳は矢川澄子さん、イラストは市川里美さんです。
昔から伝わるわらべ歌や、子どもたちの遊ぶ姿を描いたかわいらしい詩とともに、その詩にあった情景が描かれています。
何度も書いてますが、こういう絵は市川さんはホントに上手い!素晴らしいです。
それでね。よく見ると、詩はいろいろな人から選んでいるのに、登場する子どもたちは同じ子どもたちがずっと登場していて、
「詩」に描かれているシーンや季節によって、着ているものやしぐさは違いますが、主人公の子どもたちの生活を、短い映画か何かで見せられているような気にさえなりました。
小さなお子さんには少し難しいかもしれませんが、絵を見ているだけでも伝わってくるものがあるので、機会があったら、ぜひ身近なお子さんたちに紹介してもらいたい作品です。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子10歳)
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