内容:「ペットをかってもいいでしょう?」と一生けんめいにたのむ主人公。でもなかなかOKがもらえません。そこで選んだのは……。 解説:ペットを飼いたいと考えた女の子。でも、何を飼えばいいのかがわかりません。そこで、女の子は家族みんなに、どんなペットなら飼っていいかを聞きます。 ママは「毛の長いのはいやよ」といいます。パパは「そとで、飼えるのにしろよ」といいます。おばあちゃんは「うるさくないのがいいね」、おじいちゃんは「ぬいぐるみのほうが、よっぽどかわいいぞい」とそれぞれ勝手なことをいいます。女の子は、みんなが気にいるペットについて考えるのですが、なかなかいいアイデアが思いつきません。 そんな女の子に、ペット・ショップのおばさんが、いいペットを紹介してくれました。果たして、そのおばさんが紹介してくれたペットとは何だったのでしょうか? 女の子が、周りの大人たちの意見をききながら、自分の家で飼えるペット探しをする物語です。自分の夢を実現させるために、考えて行動することの大切さを伝えます。
作者の「ぜったいたべないからね」を先日読んで、すっかりファンになってしまいました。
彼女の独特のキャラクター!あの、生意気そうな子どもの目つき。豊かな表情。すごく子どもらしくて、とても愛着がわきます。
さて、本文。主人公の少女は何やらペットが買いたいらしい。しかし、彼女の買いたいものはライオンだとか、オオカミだとか、一筋縄ではいかない動物が多い。
そこで、当然、家族から、待ったの声がかかる。このダメ出しが中々面白い。
例えばタコ。ママは「たこって、いくつあしあとつくとおもってんの?」
「8つ?」
「そう、おそうじがたいへんよ」だって。
それで納得しちゃう主人公も面白い。
最終的に彼女が選んだペットは?
それは誰にもわからない。卵からかえってからの、お楽しみ。 (てんぐざるさん 30代・ママ 7歳、2歳)
|