昼の公園には花の蜜をもとめて虫たちが集まります。夜の公園では湿った枯れ葉をダンゴムシが食べています。昼の草原、夜の草原、昼の川、夜の川……。エサをとるため、捕食者に襲われないため、さまざまな理由で生き物たちは生活する時間帯を持っています。昼間の様子からは想像できない、夜の活動。生き物たちがくらす昼と夜の世界を丁寧に描いていきます。
昼の野に飛んでいる昆虫や、水の中に生息している魚の姿を、何げなく眺めていても、夜の行動についてはまったくといっていいほど、実態を知りません。
この絵本を通じて、夜行性の生き物の別の姿を知ることができます。
ただ、登場する生き物が多くて、雑然としているので、気になる生き物が特になければ、眺めるだけになってしまいそうです。
生き物の名前索引があると良いですね。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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