ふつうの家族のふりをしているけど、実はお父さんは魔法使いで、ぼくも見習い魔法使い。魔法の試験が近いのに、学校の成績が悪いから勉強を監視する「お守り」がついちゃった。おまけに怪しい老人が、魔法の力をねらってぼくたちにつきまとい…? 練習中の魔法で悪者集団と戦うはめになった男の子の、ゆかいな冒険物語。挿絵多数。
一人前の魔法使いになるための試験を間近に控えたスカリー。
魔法の力を利用しようとたくらむ人間たちによって、とんでもないことに巻き込まれます。
窮地に追いやられたスカリーが懸命に抜け出そうと頑張る場面は見もの。
思いもよらない魔法の効果にはかなりビックリさせられます。
そして形勢が逆転していく展開は痛快で、読んでいてとてもスカッとしました。
物語の中でスカリーには「お守り(おもり)」役がつきます。
お守りというと、お子さま扱いされているようですが、読んでいくとまた違った印象になっていきます。
誰かが誰かの役に立つこと。
そういった助け合いの素晴らしさを感じさせてくれます。
魔法使いのファンタジーものでは、比較的ページ数も少なく読みやすかったです。 (こりえ♪さん 30代・ママ 女の子3歳)
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