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アンデルセンの母国デンマークには、ユーモアにあふれた明るい昔話がたくさんあります。トロル退治のゆかいな物語など、デンマークの豊かな風土と国民性を思わせる楽しいお話8編。
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5歳の娘と読みました。
どの話も、世間的にみればどんなにしくじったことをしても、最後にはそれを見事に挽回して、主人公は成功をおさめます。
ことの成り行きを味方につけ、さらに、ようせいも魔女もみな主人公をハッピーエンドに導いてくれます。一方で、まぬけと思われている主人公が思いのほか賢さを発揮したり、不思議な偶然が起こったりと、どの話にも個性がひかって、楽しい読書になりました。
主人公のピンチに怖がったり、お医者さんの振りをするおひゃくしょう
さんが、字の間違いで、めいたんていだと誤解されるところでハラハラして、ぱっと姿を消したりしましたが、最後のページをみてから、娘も安心して読み切りました。 (おはなばたけちゃん。さん 40代・ママ 女の子5歳)
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