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貧しいフェルコーは絵が得意だが、絵具を持っていない。野原の花のしるでつくった青い絵具で空を描いた少年は、つぎつぎと不思議な出来事にめぐりあう。みずみずしいハンガリーの名作。
塗った場所が本当の空になるという、なんとも素敵な絵の具。その作り方も、読んでいてワクワクします。表紙の絵も、お話にピッタリ合った美しい色合いで、思わず表紙を見せて本棚に飾りたくなってしまうくらい。ただ、時代なのか、お国柄なのか、登場人物がとにかくよく暴力を振るうところだけは、子供達と一緒に読んでいて閉口してしまいました。 (miki222さん 40代・ママ 男の子11歳、女の子9歳)
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