舞踊家の諸河文子さんは、中央区でこども歌舞伎を始めたいと、子どもたちに呼びかけた。小学3年生の繁沢快君は、 弟と共に練習することになった。あまり気が乗らなかった快君だが、先生、仲間、地域の人たちとの交流を通して、 伝統文化の素晴らしさを知り、しだいに夢中になっていった。
1期生のすばらしい公演に、はじめは圧倒されていた子どもたちが、1年後には、同じように、見事に演じ切りました。 そして、この体験を生かして、それぞれのやりたいことを見つけはじめました。そこには、『目標のない子ども』は、 一人もいません。何かを続けてがんばると、ごほうびとして、たくさんのことを知ることができ、夢を見つけたり、 かなったりするのですね!――著者メッセージ(佼成出版社HP「編集者から」より)
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