百年に一度という特別に寒い冬。 少年バイキング・ヒックは恐ろしい病気におかされた友の命を助けるために、解毒剤を うばう冒険に出かけることになった。ヒックは、無事に解毒剤を手に入れ、バーク島へもどれるのか……。
バイキング史上、最も偉大なヒーローであり、ドラゴン研究家の第一人者、ヒック・ホレンダス・ハドック三世の回顧録、その4。
雪と氷に閉ざされた長い冬の終わり。
春を告げる「フレイヤ祭り」の日に繰り広げられる、ヒック(まだ12才ぐらい)の、文字通り「命をかけた」冒険が始まります。
冒険の鍵を握るのは、「例のあの野菜」。
バイキングの間では忌み言葉ともなっている幻の野菜。それは、じゃがいも。
ヒックと女海賊カミカジは、親友フィッシュの命を救うため、呪われしバイキング、ヒステリー族の島へ、じゃがいもを奪いに行きます。
果たして、じゃがいもは存在するのか。
ヒックは、親友フィッシュの命を救えるのか。
ヒステリー族との対決は?
次から次に訪れるピンチ。魅力的な登場人物、登場ドラゴン。
物語にグイグイひっぱられて、一気に読んでしまいます。
そして、語られる大切なテーマ。
今回も、老いたヒック・ホレンダス・ハドック三世のあとがきに胸を打たれました。
大人にも、子どもにも、グッとくる一冊です。 (こはこはくさん 40代・ママ )
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