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
草間由紀と会田健治は中学三年の同級生なのに戸籍上は叔母と甥の間柄。健治に「オバサン,オバサン」と呼ばれ,由紀は不機嫌!
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山中恒さんの幅広いエンターテイメントと、時折鋭い社会考察をもとにしたシリアスと、なんだか奥の深さにはまってしまいました。
とはいえ、この物語のドタバタお笑い劇場は、設定からして過激な展開です。
今ならちょっとNG的な展開もありますが、1970年代の作品と聞いてナットク。
おやじ世代の原点的児童文学です。
おばとおいが同級生というのは、あり得ない設定なのですが、これほどなれなれしい関係ってどうなんだろうと思いつつ、笑いをこらえて自分で楽しんでしまいました。
最後のこじつけ的まとめには、かなり無理を感じましたが、このあたりが児童書なのでしょう。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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