子羊のとことこは、毛を刈られるのがいやで牧場から逃げ出します。とことこ走っていきますが、途中で丘から転がり落ちて動けなくなってしまいます。通りかかった男の子が助けてくれて、親切に介抱してくれたおかげでとことこは元気になり、この男の子に、自分の毛をプレゼントしたいな、と思います。子羊の成長を描いた、体も心もあたたかくなる物語です。
毛刈りがイヤで牧場を逃げ出したこひつじのとことこ。
途中で落雷に合い、足を怪我してしまうのですが、一人の男の子が懸命に看病してくれたお陰で元気を取り戻します。
怪我が治ったとことこを元の牧場に戻す時、涙涙のお別れになるのかな・・・と想像しながら読んでいたのですが、ハズレました。
男の子もとことこもにこにこ顔です。
こういった心温まるお話は、安心して子供達に読み聞かせができます。
そして、猫野べすかさんの版画絵も、温かさをより一層際立たせているように感じられます。 (白ママさん 30代・ママ 男の子5歳、女の子2歳)
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