「あーあ、きょうはあめ、つまらないなあ。おなかもすいたけど、パンしかないし」と、窓の外をざんねんそうに見る、ワンピースがかわいいうさぎの女の子。 「せっかくピクニックにいくつもりだったのにー」とつぶやいていると、「ぴんぽーん」誰かが来ました。 「ええっ!? へんないろのからす?」と思ったら、きつねさんの頭! 「あめでつまらないからきたよ。たまねぎがあまってるけど、いる?」って。 それから次々動物たちがひき肉や卵をもって集まってきたんです。 なにかつくろうよ、と言うきつねさんの提案で、みんなでひたいを寄せて相談です。 「オムレツがつくれるよ」「ミートボールもいいね」「うーん ハンバーグは?」
・・・うわー、こんな展開たまりませんよね。外にいけないたいくつな雨の日が、ワクワクでいっぱいの日になっちゃった! 玉ねぎを包丁できざんだり、フライパンのふたをぱかっと取ったり、本当に料理している気分が味わえるしかけ絵本です。シンプルだけど、パタパタ動かせる紙の形やパターンが多彩。 さいごは、本のタイトルのとおり、うさぎさんのおうちのなかで、まるでピクニック♪
あの『あらしのよるに』の作者きむらゆういちさんと、親しみやすくかわいい絵柄のとりごえまりさんコンビの絵本。お料理の手元をのぞきこんでいるかのような構図は、ままごと気分が味わえます。食いしん坊な子どもたちにはとってもおすすめ! 雨の日に読んだら、きっと気分は「おうちピクニック」になりますよ♪
(大和田佳世 絵本ナビライター)
包丁でたまねぎを、とんとんとん…。しかけで遊べる食育絵本 きむらゆういち・とりごえまり、日本を代表する人気作家二人のコラボレーション企画!
【担当編集者からオススメの一言】
ピクニックに行きたいのに、きょうは雨。 うさぎの家に友だちがやってきました。きつねは玉ねぎ、 くまはひき肉、ぞうはたまごを持って。 さあ、楽しい調理が始まります。
絵の包丁を紙面に立てて、とんとんとん…、ほら、 玉ねぎのみじん切り。次はこねた材料を手から手へ ぽんぽんと空気抜き。そしてフライパンにふたをして、 ハンバーグのできあがり。 しかけ絵本で手を動かして遊びながら、ハンバーガーが作れます。 そして…。
想像力が広がる「おうちピクニック」。心がほっと温かくなるお話、 おうちごはんの時代に贈る、楽しいおはなし絵本です。
親子ともに「とりごえまり」さんの絵本が大好き。
やさしい色でかわいいイラストの絵本の世界に
いつも癒されます。
この絵本の作は、しかけ絵本のきむらゆういちさんです。
きむらゆういちさんの絵本も子供は大好き。
なので、そのコラボ絵本はやっぱり面白いです♪
雨の日、家にいるうさぎさんの所に
動物のお客さん達がお土産を持って訪ねてきます。
そのお土産で、何か作ろう〜…というお話。
出来た物を皆で食べておうちピクニック。
こういう雨の日だったら、家の中も楽しいな〜と思えます。 (ハッピーBOXさん 30代・ママ 男の子3歳)
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