手足に障害をもつ著者が、夢の中で男の子と出会い、手のこと足のことを語りあう絵本。障害とは何か、問いかける感動深い絵本です。
作者の吉村敬子さんは 先天性脳性麻痺で手足に障害を持っています
彼女が 夢の中で男の子と会話したことが 今江祥智さんとの出会いでこの絵本が生まれました
ゆうべ ゆめみてん ものすごく けったいなゆめやねん
こんなはじまりで 手書きです
ふつうの男の子はわたしらとははなしてくれへんのに なんでか知らんけど いろんなこときいてきやってん(関西弁です)
おとこのこは なんでそんな 車いすにのっているのんや?てききました
敬子さんは 「あんたらなんで立ってんの?」
歩くって・・・・ 二本の足で歩くって どういうかんじやのん?」そうたずねられて
答えられなかった男の子に対して 敬子さんは 地球のマグマのことを話すのです
会話がおもしろいです
そして 小さな花をとろうとして 車いすごとこけてしまうのです
自分の手で摘みたかった花 この意志の強さに感動します
夢の話ですが 本当にいろんな人と話がしたい 彼女の本心が伝わります
正夢になあれ
障害を持つ人の気持ちを どれだけ理解してあげれるか
みんなが 幸せに暮らせる世の中になあれと 願わずにおれません
今江さんは挿絵を描いてくださった佐々木麻こさんとの出会いのことも書いておられます
なかなか かわいく おもしろい絵です 子ども心をくすぐるような
皆さんも読んでみてください (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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