ふわふわの黒い体に、まんまるな目の「くろくまくん」。 親子で楽しめる「おはなし・くろくま」シリーズもついに第5弾登場です。 表紙はあざやかなオレンジ。 中央でくろくまくんはコック帽をかぶっていますよ。 さあ、今回はどんなことが起こるのかしら・・・。
「ピンポーン! くろくまくんに おにもつですよー」 玄関のチャイムがなって、おじいさんから荷物が届いたことから、お話がはじまります。 中に入っていたのは大きなかぼちゃ! おじいさんの畑でとれたかぼちゃなんですって。 くろくまくんは、さっそく何をつくろうかと考えます。 あつあつのカボチャスープ? それともほくほくのコロッケ? 森のみんなを呼んでプリンパーティ? 「もしかぼちゃがいっぱいあったら・・・」 くろくまくんの想像はどんどん広がります。 ん? でも、届いたかぼちゃは1個じゃなかったっけ?
おいしいかぼちゃ料理をつくりたいけど「でも、こうなっちゃったらどうしよう!?」と困り顔のくろくまくんがかわいいです。 「ぞうさんが助けてくれるかもね」「りすさんはかぼちゃのままがすきかもね」 とオチを自分でつけちゃう納得顔も、たまりません。 最後にくろくまくんが選んだ「ごちそう」には思わず「いいねえ、くろくまくん」って賛成しちゃいますよ。
おいしいものを作ること、大好きな人にごちそうすること、いっしょに食べること。 想像しただけでもこんなに楽しいことはありませんよね! くるくる変わるくろくまくんの表情は、いつも以上に愛らしさたっぷり。 くろくまくんのお料理姿にワクワクしちゃう絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
ピンポーン。くろくまくんのところに、にもつがとどきました。 中に入っていたのは、おじいさんのはたけでとれた、大きなかぼちゃ。
このかぼちゃでなにをつくろう? あつあつのかぼちゃスープ? ほくほくのかぼちゃコロッケ? くろくまくんの想像は、どんどん広がっていって…
おいしそうなかぼちゃ料理や、森の動物たちが次々登場する、楽しいお話。 最後にはちゃんと、おじいさんにありがとうを伝えるくろくまくんの姿から、子どもたちに大切なことが伝わるはずです。 リズムのよい文と、シンプルでわかりやすい絵が、小さなお子様への読み聞かせにも最適。
親子いっしょに楽しめる、「おはなし・くろくま」シリーズ第5弾。
くまくんが本当に可愛らしくて、
娘も私も、この“おはなし・くろくま”シリーズが大好きです。
どの作品もシンプルな3色刷りですが、
色調の変化や題材の変化で、作品毎の季節感もありますよね。
こちらの作品は『秋』でしょうか。。
娘は、最初の郵便屋さんの登場から既にツボです。
「ピンポーン、お荷物ですよ〜」と嬉々として真似ています。
おじいさんから届いたカボチャをどうやって食べようか、
くまくんは色んな案が浮かぶたびに度の過ぎた想像をしてしまうので、
読んでいると笑ってしまいます。
みんなにご馳走することも考えてみたけれど、
最後はおじいさんの好きなものに行き着くのが優しいな〜と思います。
お礼は、直接言われた方がより嬉しいものですしね^^ (ももうさ♪さん 30代・ママ 女の子3歳、女の子1歳)
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