絵本「のはらうた」を読んであげたら、次は、「かぜのこもりうた」です。
ある日、象の坊やが迷い子になります。日が暮れて、泣きながらねむる象の坊やに、風が子守歌をうたってくれます(まるで、のはるたの、かぜみつる みたいでしょう?)。朝、象の坊やの目がさめて、鼻を高く上げると、遠くから、母さんの匂い。これも風が運んでくれたのでした。
ぼくたちが生きているこの世界には、善意というものが、みちみちているのだということを、幼いときに子どもが知るのは、幸せなことです。
子ゾウが、かあさんに遠くへ行っちゃだめよと言われたのに、知らん顔で走って行ったら迷子になってしまいました。
日も暮れかかり、泣いている子ゾウは聞きました。風の歌う子守唄「そっとおやすみ ぼうや かあさんは みつかるよ あしたになれば きっとね」
そして、朝の風がかあさんの匂いを運んでくれました。そして、まっしぐらに走って会う事が出来ました。
大草原で迷子になった子ゾウの気持ちが、短い言葉の中から伝わってくる良い話でした。 (ママちゃんさん 20代・ママ 男の子4歳、男の子1歳)
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