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ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック

ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)

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ビロードうさぎ

ビロードうさぎ

  • 絵本
作: マージェリィ・ウィリアムズ
絵: ウィリアム・ニコルソン
訳: 石井 桃子
出版社: 童話館出版

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作品情報

発行日: 2002年03月
ISBN: 9784887500365

この作品が含まれるテーマ

おはなし

ある年のクリスマス、くつしたの一番上に詰め込まれ、ぼうやに贈られたのが木綿のビロードうさぎでした。毛はふわふわしていて、とても立派です。でも、子供部屋には他にもたくさんおもちゃたちがたくさんいました。とくに機械仕掛けの高価なおもちゃたちは、動くことのできる自分たちは本物だと自負していて、他のおもちゃを見下していました。
 ある日、ビロードうさぎは自分に唯一やさしくしてくれる古い木馬から、「もし、そのおもちゃを持っている子供がそのおもちゃを長い間、心からかわいがっていたとすれば、そのおもちゃは本物になることができる」という話を聞き、自分も本当のうさぎになりたいと願うのでした……。

みどころ

英米では世代を超えて読み継がれている、1922年英国初版の名作。誰もが「The Velveteen Rabbit」(英語名)と聞けば幼少時代を思い起こすといわれているほど、英語圏では懐かしさの代名詞となっている作品です。うさぎのつぶやきを聞くと、おもちゃたちは毎日こんな思いで子供たちと触れ合っているのかもしれないと、ふと、視点の転換を促されます。壊れたらすぐ捨てられてしまうおもちゃ、ぼろぼろになっても大事にされるおもちゃ――。おもちゃの運命描写とともに、横柄な機会仕掛けのおもちゃたちと、はずかしがり屋で純粋なうさぎの対照的な性格描写が、人生のあり方を物語っているかのようにもとれます。
 ぼうやとビロードうさぎの触れ合い、深い結びつきは、後半の展開をドラマチックに導きます。時代を感じさせる古風なイラストが清らかなうさぎの姿を気高く表し、作品全体に風格を生み出しています。

対象は、小学中学年以上。
――(ブラウンあすか)

ベストレビュー

ほんとうのもの…

こどものクリスマスプレゼントに買ってから、自分ひとりで5〜6回読んで、やっと涙せずに読んでやれるようになりました。この絵本には、「ほんとうのうさぎ」という言葉が出てきます。それには、ふたつの意味があって、ひとつは「ぼうやにとってのほんとうの、自分だけの、今どきの言葉で言えばオンリーワンのうさぎ」、ぬいぐるみだけど話しかければ答えてくれるし、ちゃんと大切な時間を共有し合える、ぬいぐるみのおもちゃという枠をこえた、「ほんとうのもの」。そしてもうひとつは、ぬいぐるみではなく、身体をもつ生き物としての「本物のウサギ」。このぼうやの愛していたうさぎにとって、どちらが幸せだったかは読者の感性によって様々だと思います。そして、永遠のテーマでもあるかもしれません。また、物を大切にするという意味、「ほんとうのもの」になれたこども部屋の先輩の木馬の一言一言、こども部屋の妖精の素敵な魔法、原書からの「おもちゃの世界」へ引き込まれてしまいそうなウィリアム・ニコルソンの絵、深い深いそして大切に大切に読みたい…そんな一冊です。もちろん、息子の愛読書の一冊でもあります。
(カナタさん 30代・ママ 男の子9歳)

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