【辰野町立図書館 吉澤さん】 何でも食べちゃう(人間だって!)ぶちねこ、なまえはガツガツ・ガズラー。何か食べるたびに、ガズラーが大きく、ふてぶてしくなっていきます。いくら食べてもおなかいっぱいにならないガズラー、食べ物を求めてさすらったあげく、お日さまをたべようとして・・・。お話の終わり方に、子どもも、納得そして満足。なにより絵の力強さに圧倒されます。構成や色使いの見事なこと。ガズラーの食べたものがそのたび繰り返され、ことばのリズムも楽しめます。見返しに、ミルクを飲むガズラーの後姿が描かれています。大きいけれどキュートなお尻。「ここは嗅がないほうがいいよ、臭いから」とは、息子からのアドバイスです。
なんでもガツガツ食べちゃうガズラー。
ユーモラスな姿に、にやりとしてしまいます。
子どもの頃読んだのですが、なんでも食べる私達兄弟を、母が「ガズラー」と読んでいました。
いまだに、それが話題になるほど。
なかなか、インパクトのある一冊です。 (ジャムおばさん 20代・せんせい 男の子0歳)
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