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クリスマスの前の晩、ひっそりと静まりかえった家の中は何ひとつ動かない。いつもはにぎやかな子供たちでさえ、ふわふわのベッドですやすやと眠る。きっと甘いお菓子の夢を見ているよ。ぼくももイブの夜の眠りについたところだったけれど、家の外のかすかな音で目を覚ました。何の音だか知りたくて、ぼくはベッドから跳ね起き、窓辺に走り、そうーっとあたりをうかがった……。
(※画像は洋書版です)
クレメント・C・ムーア作として知られる詩『クリスマスの前の晩』をもとにした美しいポップアップブック。本作品では詩の中の「ネズミすら眠るクリスマスの前の夜」という節を受けて、サンタクロースの訪問を受けるのはネズミの一家という設定です。邦訳はとても親しみやすく、小さな読者でも十分楽しめるもの。ネズミという存在もかわいらしいですね。 「紙の魔術師」の異名を持つサブダの新作クリスマス絵本は、前作『クリスマス・アルファベット』、『クリスマスの12日』同様、ファンの期待を裏切らない見事な仕掛けを展開します。針の動く時計、お菓子の夢がクルクル回る引き出し式ベッド、上げ下ろしのできるブラインド、空を飛ぶサンタ……と、精巧で変化に富んだ立体の芸術はため息もの。ページを開く楽しみがどんどん提供されます。クリスマス・シリーズに共通する色「白」を基調としたデザインは本作品でも受け継がれ、全体のイメージはホワイトクリスマス。複雑に組み合わされた家々の上をサンタクロースが飛ぶ光景は、本作品が繊細でダイナミックな芸術作品であることを証明しています。家族みんなで楽しめる一冊ですよ。 ――(ブラウンあすか)
「紙の魔術師」ロバート・サブダが、クレメント・ムーアの有名な詩を、繊細で美しいしかけえほんに創りあげました。 右ページにはさらにおまけの見開きページがついていて、ねずみのこどもたちやサンタクロースがとびだします。クリスマス気分に浸れる、とても贅沢な絵本です。 ちいさなお子さんから大人の方まで、幅広く楽しんでいただけます。
幼稚園の読み聞かせで、使われていました。
飛び出す絵本に子どもたちは目を輝かせていました。
白の美しさが引き立った印象の絵本。
何頭ものトナカイが飛び出す場面では思わず声が出ます。
次回は、ゆっくり膝の上で開いてみたい素敵な絵本でした。
仕組みも気になります。
クリスマスのプレゼントに大人にもお勧めの1冊です。 (ハッピーカオリンママさん 30代・ママ 男の子7歳、女の子6歳、女の子3歳)
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