日本の国際交流の歴史の中で活躍した人物のみをあつめた歴史人物絵事典。「国際交流」を歴史的視点から学ぶことのできるユニークな一冊です。
阿倍仲麻呂を通して、奈良時代の日本と中国とのかかわりがわかり、ペリーを通して、幕末の国際情勢がわかります。また明治初期、お雇い外国人たちを通して、いかに豊かな学問、制度、文化が日本にもたらされたかもわかります。
そのほか、小野妹子、鑑真、ザビエル、シーボルト、野口英世、ハーン、新渡戸稲造など、たくさんの人たちがとりあげられており、これらの人々の活躍が、大きく歴史を変えてきていることがよく理解できます。
各人物の解説にあたっては、いつの時代の人で何をしたのか、どこの国とのかかわりの人か、社会にどういう影響を与えたかのポイントをおさえてあり、理解が容易です。関連写真も多く、地図、年表、索引などの資料も充実しており、調べ学習に最適です。
|