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岬の分教場に、若い女の先生が洋服を着て、新しい自転車に乗ってきた。新米のおなご先生をいじめようと待ち伏せていた子どもたちは…。瀬戸内海の小さな島を舞台に、先生と教え子たちの心温まる交流を描いた名作。
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戦争という暗い時代をはさんで、瀬戸内海小島での新米先生と、分校の小学生との交流が、あまりにも見事に描かれています。
ただ、親子して戦争を知らない世代として、いくつもの社会変化を経た今、親として小学生として、教育現場、親子関係、様々な視点から考える材料が一杯ありそうな作品です。
信頼できる先生はいますか?
子どもたちのことを心底受けとめる教員でいますか?
家族の絆はしっかりしていますか?
子どもに犠牲を強いていませんか?
時代の荒波の中で、どの様に生きていますか?
……… (ヒラP21さん 60代・パパ )
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