ベルギーで出版され、世界中で翻訳された衝撃の問題作!幼児虐待、性的虐待をふせぐ絵本〜訴えるすべを知らず、自分の身に起こったことさえ理解できない幼い子どもたちのために〜仲のよいはずのおおかみさんが時々おかしなことを強要したり、乱暴するようになりました。こぐまのミューは、勇気をもって「やめて」と言おうと決意します。子どもたちのほんとうの勇気を育てる絵本。
表紙のクマがかわいらしくて、長女が読んでと持ってきました。
まだあかちゃんぐらいのこぐまのミューは、オオカミの友達がいます。抱っこしてくれたり、ぺろぺろなめてくれたり、背中に乗せてくれたりします。けれど、時々嫌なことをしたり、乱暴になってミューを怖がらせます。ミューが誰か助けてと言ったら、おおかみは誰にも言うな、言ったらお前を食べると脅しました。でも、おおかみがしたことは安心してみんなに教えましょう・・・というお話。
え?なんだこれは??と衝撃的な内容でした。よく見ると、作者が、虐待を受けた親しい友人に捧げたものだそうです。訳者もいじめや虐待へ介入している方なんですね。
裏表紙に「ゆうきをもって」と、あります。勇気を持ってイヤだと言える様に、強い心を育てる物語だと・・・。
今の世の中、本当に何が起こるかわかりません。自分の身を守る必要性については、早いうちから教えてあげる必要があるかもしれないと、考えさせられました。 (ぽぽろんさん 20代・ママ 女の子4歳、男の子2歳)
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