生まれたての赤ちゃんを抱っこしたり、沐浴させたり、おむつを換えたり。でも、おっぱいがなかなか出ない……。濃密な母子のコミュニケーションを温かな絵とともに描きます。
卒園のお祝いに贈った絵本。
「いまは もう、いろいろなものを たべて、おともだちも たくさんいる あなたへ―――
おかあさんは、もういちど いいます。うまれてきてくれて、ありがとう。」
娘が生まれて以来、毎晩、繰り返してきた言葉だけれど、今夜は、いつも以上に心を込めて伝えました。
「生まれてきてくれて、本当にありがとう。大きくなったね。」
絵本の赤ちゃんを見ながら、こんなにちっちゃかったんだあ・・・と、今さらながら、子どもの成長の早さに驚きました。娘が生まれた日のことをたくさん話して、いっぱいだっこもしてあげました。
「大人になったら、だっこしてもらえない?」「してあげるよ、どんなに大きくなっても。」
「じゃあ、Jに赤ちゃんが生まれたら?」「Jも赤ちゃんもいっしょにだっこしてあげる。」
「え〜!赤ちゃんは、産んだ人がだっこするんだよ!」・・・・
さらに会話は続き、
「ママはいいなあ、女の子が生まれて。Jも、女の子が生まれたらいいな。早く生まれないかなあ〜。」 (卒園式の夜に・・・。)
いろいろな節目で、何度も読んであげたい絵本です。娘も、この絵本を読むときだけは、いつも「おひざにのせて!」と、甘えてきます。こんなに大きくなっても、やっぱり未だに「わたしのあかちゃん」!
入学前の不安も子どもなりにいろいろ抱えているのか、今の1番のお気に入りは、この絵本と、いっしょにプレゼントした「あしたのぼくは・・・」です。
甘えたいだけ甘えていいよ、いつか大きく羽ばたいていく日が来るまではね・・・。 (ガーリャさん 40代・ママ 女の子6歳)
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