
10万人もの逃亡奴隷を助けた秘密組織〈地下鉄道〉には、駅長と車掌、そして10歳の少女、アマンダがいた。奴隷逃亡を助けた一家の物語。
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南北戦争でリンカーンは奴隷解放を目指しましたが、
それ以前のお話です。
奴隷制度が当たり前だった時代に、
奴隷を解放し、
自由の国カナダに逃がそうとする組織があったのだそうです。
「地下鉄道」という組織で、
逃亡途中の奴隷を匿う人を「駅長」といい、
15万人もの奴隷を逃がしたのだそうです。
このお話は、「駅長」の家の娘アマンダが主人公。
逃亡した奴隷の家族をかくまっていると、
懸賞金目的の追っ手がやってきます。
奴隷家族にはアマンダと同い年のハンナがいて、
二人の交流も描かれています。
南北戦争や奴隷制度を歴史で習っていても、
こういう一市民のことまでは習う機会はなかったです。
今回小6の息子と一緒に母親である私も読みましたが、
まだまだ知らないことばかりだなと、
大人も勉強になりました。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子11歳)
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