運命は、じぶんの力できりひらくもの! 幸運の星をぬすまれたフィオーラは、不運つづき。でも、このままでは大好きな家族のもとへいつまでたっても帰れない……そう思って不幸の魔女に立ち向かいます。
■担当編集者の打ちあけ話 こちらは、イタリアの民話をもとに、たなか鮎子さんが絵本に仕立てたお話です。民話独特の不思議な雰囲気に、銅版画による幻想的な絵がぴったりマッチしています。この主人公のフィオーラは、家族思いで、不幸に暗いきもちになり、それでもがんばって幸運を勝ち取る。そんな現代的なスピリットが感じられます。子ども時代に読む魔女や魔物の話は、格別に印象深いものだと思いますが、このお話もそんな、子どもたちにとっての一冊となれますように。(J)
なんとも陰湿な不幸の魔女の仕打ちです。
何故にそこまでフィオーラを苦しめるのかよくわかりません。
そもそもフィオーラも意識していなかった、幸せの星って何だったのでしょう。
物語づくりとしてはとっぴなトコロがありつつ、最後のハッピーエンドのための道筋だと思ったら、わかりやすい展開でした。
フィオーラの使った、悪を善に変える石けん、自分も欲しいですね。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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