吹雪の夜、三本の足が白い馬が生まれた。三本白は不幸をもたらす、と…。
赤い蝋燭と人魚のお話は 小川未明氏の作で いわさきちひろは1974年8月8日に帰らぬ人となった彼女の絶筆となった作品です
私が、独身の頃に読んでもっていた大切な本です
お話は人魚の悲しい運命 人間と顔がよく似ている人魚が自分の子供を人間界に産み落と おばあさんに拾われます
神様の授かり物だと おじいいさんと大切に育てるのです 蝋燭を作り売って生計を立てていた夫婦でした。 美しい娘になりましたが 人魚の子供と知って大切に育てていたはずなのに 香具師(やし)に娘を高い値段で売ってくれと何度も頼まれ 心変わりして売るのです
なぜ? 老夫婦が心変わりし 鬼のような心に変貌したのでしょう?
どうして 大切に育ててあげなかったのでしょう
昔話ならば おじいいさんとおばあさんが 大事に育てるというのが多いのに・・・・
小川未明氏は このお話で 人間は恐ろしく変貌するものだと言うことを言いたかったのでしょうか?
神の罰が当たるということ 人間の愚かさを私たちに伝えたかったのでしょうか?
大人向けのお話しのような気がします。
今度このお話しを語りでして下さるので楽しみにしています
自分の絵本を読み返し感銘を覚えています
いわさきちきろさんが、ガンの病を押して 日本海を、未明の心に触れようと訪れ描いた絵の作品との後書きにも驚きました
未明の次女である岡上鈴江さんの後書きも、未明の芸術への思いがつづられ 人間の命は、死によってこの世からなくなりますが・・・
後世に残せる芸術の深さがつづられています
古い本で 絵本ナビでは 酒井駒子さんの画の作品の紹介が有りましたが 私は自分の大切ないわさきちひろ画の絵本を紹介します (にぎりすしさん 50代・その他の方 )
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